漆塗り器の研ぎ加工の当たっては漆を塗った表面を平滑に仕上げるために研ぎ炭を使用し水を流しながら研ぎ加工を行います。通常漆塗りは何層にも塗り上げて仕上げるのが行われます。従って1回毎の塗りが完全でなければなりません。しかも塗りと研ぎが分業で行われる場合はお互いの連携作業が大切です。塗りが悪いと研ぎに影響を及ぼし、研ぎが悪いと次に行われる塗りに影響を及ぼします。トラブルが生じる場合に発展しかねます。
高級な漆塗り器になるほど多層に塗りと研ぎが繰り返されます。このような難しい塗りと研ぎ作業性をより容易にして製品を仕上げることができるようMDA研磨技術装置を開発してきました。今日では実用に供されてきています。
本MDA研磨技術装置は交流高圧高電位発生装置と交流高電位を印加する複数の電極から構成されており、交流高電位を漆塗り器と漆溶液に印加することで粘性を低下させ器の表面への塗りの伸び代とその均一性を付与させることができて塗りむらを解消させています。また研磨の使用する水と研ぎ炭にも交流高電位を印加して荷電させることで電子付加水(電子水)と電子荷電炭(荷電炭)が調製されます。その研ぎ工程において流れる電子水によって荷電炭が水和され、その荷電炭が電子水によく均一になじみ分散した研磨媒体となり漆塗り面を平滑に仕上げてゆくことができるようになっています。これはこの研磨作業に熟練された作業者でなくても本装置を使用すれば、容易に作業を達成できるようになってきています。
この漆塗りの作業性と仕上げ製品をよりよく安定に完成させるためには電子シャワー装置と炭素埋設した大地や土台の調製によって電磁気的環境を整備することが望ましい。
この漆塗りの作業性とその仕上げ製品に関しては漆塗りに限らず一般塗りの作業とその仕上げ製品にも適用できます。例えば岐阜の金鳥塗りのお盆などに見られるように素材のケヤキの木目を見せるように透明のニスや漆で塗り仕上げることにもよく適用できます。
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MDA研磨技術装置
(漆塗り工程の漆器の研ぎ装置)
MDA研磨技術装置の特徴は次の通りです。
1.研ぎ加工における加工表面を平滑に仕上げることが出来ます。
2.塗液の粘性を低下させ塗層面を均一に伸ばし塗りむらがありません。
3.難しい漆塗りにおける多層塗りを成功させ綺麗な美しさが発現されます。
4.漆塗りに限らず、一般の塗装にも応用できます。
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